裁判所からの競売の通知
東京都八王子にお住まいされていたH様。会社員のH様には奥様とお子さんの3人家族。奥様は専業主婦ですが、H様の収入だけで十分に暮らしていける状態です。しかし、突然、裁判所から競売の差押えの通知が届きました。競売の申立人は自宅購入時に利用した銀行。驚いたH様は、銀行へ問合せをされます。
十分な収入があるはずが…
「住宅ローンが半年以上支払われていません」。銀行の担当者から驚きの事実を聞かされます。滞納があれば督促があるはず…。「督促の電話連絡や、通知書を発送しています」と銀行員が答えます。十分な収入があるのになぜ滞納!?自宅に戻ると、奥様が震え泣いておられました。H様はこの姿を見て、悟ったそうです。
妻のカードローンの借金が発覚
H様の奥様がカードローンの浪費で1,000万円もの借金を作っていました。日々のストレス発散にために、ブランド品を買い込んでいたようでした。競売の保留を銀行にお願いをされましたが、「全額返済が出来なければ、競売を止めることは出来ない」との返答でした。そして、競売を回避した一心で当社にH様が来られました。
任意売却スタート
住宅ローンの残債は約2,000万円。一方、物件は1,700~1,800万の売却査定価格です。200~300万ほど、返済に足りません。H様の家計にこの200~300万を用立てることは出来ません。そこで当社は、金融機関と交渉し、許可を得て、任意売却に取り組みました。販売開始後、2カ月程度で無事に任意売却が成立。
任意売却後のH様夫婦
任意売却後のH様ですが、夫婦二人で話し合い、離婚をされることになりました。お子さんはH様が引き取り、実家で同居生活をされているようです。奥様はカードーローンの借金を分割で返済することを条件に、お子さんと月1回会っておられます。残った住宅ローンの数百万ですが、H様自身で、無理のない範囲で毎月分納されています。