①年金生活になり住宅ローンの支払いが・・・・・
大阪府豊中市のAさんは、45歳の時に新築の分譲マンションを購入されました。真面目なAさんは、家族のために退職するまでは職場を変えず一生懸命働き、住宅ローンもコツコツと支払ってこられました。退職時には退職金の一部を返済に充てこれまで約半分近くの支払いを済ませて来られましたが、現在は70歳になられて年金暮らしの生活になっていました。年金暮らしのため、ローンの支払いは年金とこれまで貯めていた預貯金で支払いをしていましたが、預貯金が徐々に減りはじめ、今後年金だけでは支払いができないと不安を抱えながら過ごされていました。
②高齢者になり住宅ローンが支払えない人が増えている・・・・・
晩婚化が進んでいる原因なのか、現役世代も40代で35年ローンを組む人が多くなってきています。住宅ローンは80歳まで組むことができるので、返済期間は75歳~80歳までとなってしまいます。銀行が貸してくれる金額は返済ができる金額だと思っている人が多いのが現状です。Aさんの事例のように現役時代はローンの支払いが出来ても、高齢になり年金暮らしになるとローンの支払いができないケースが昨今増えてきているのです。
③不安を抱えながら過ごされていたAさん・・・・・
今後年金だけでは支払いができないと不安を抱えながら過ごされていたAさんは、近くに住む息子さん夫婦に相談をされました。すると息子さんから任意売却という方法があることを聞かれて、任意売却無料相談窓口へお問い合わせを頂きました。早速、私たちはAさんと面談をさせて頂き、状況のヒアリング、任売売却について説明をさせて頂きました。売却後、住宅ローンが残ったとしても無理なく支払いながら通常の生活ができる可能性があるとわかったAさんは任意売却を進めることにされました。
④任売売却への準備と売却・・・・・
Aさんには、相談頂いた次の月から返済を止めて頂くこと、売却後に引越しができるように予め引越し先を探して、引越しの準備をして頂くようにお伝えしました。Aさんがローンの支払いを停止して6カ月後ぐらいに代位弁済がされ、債権者が決定しました。私たちは、債権者にAさんが任意売却を希望されていることをお伝えし、物件の査定に取り掛かりました。債権者より販売価格が決定され、物件を販売開始した後は、息子さんの協力もありAさんが早い段階で賃貸マンションへ引越しを頂けたので空室状態でご案内をすることができました。地元業者などから多く問合せを頂く物件で早い段階で購入希望者を見つけることが出来ました。Aさんは住宅ローン以外の借入れをされてなく、早い段階でお問合せを頂けたので準備もしっかりとることが出来ました。
⑤その後・・・・・
任意売却後、Aさんは賃貸マンションで年金暮らしをされています。任意売却後の残債は、現段階では分割にて支払いをされる予定ですが、今後は、自己破産の手続きも視野に入れていくとのことです。