①コロナの影響で取引先からの受注が減少、売上げが激減・・・・・
大阪府堺市のNさんは、同市内で製造会社を営んでおられました。当時は、取引先からの受注も多く、順調に売上げを上げておられました。そのこともあり、15年前に、同市内に一流ハウスメーカーのモデル住宅を購入されました。しかし、3年前の新型コロナウィルスの感染拡大によりNさんの会社は大打撃を受けることに・・・・コロナの影響で、取引先からの受注が徐々に減少していき売上げが激減したのです。
②売上げが激減し、会社が廃業、住宅ローンが支払えない・・・・・
売上げが激減し、会社の運営ができなくなり、Nさんは2年前に廃業されました。会社を廃業するまでは、住宅ローンを問題なく支払っていたNさんでしたが、住宅ローンの支払いが出来なくなり滞納が始まりました。気がつけば住宅ローンの滞納は3~4ヶ月・・・・・・銀行からは、督促状が届いていた状況でした。そのような状況になったNさんは、インターネットで「任意売却無料相談窓口」を見つけられ、お問い合わせを頂いたのです。
③Nさんの悩み、希望・・・・・
私たちがNさんよりご相談を受けた時、Nさんには、高校生の息子さんがおられ、高校を卒業するまでは負担をかけたくないという大きな悩みがあり、家賃だけは払えるので住み続けたいという希望がありました。住宅ローンが積もり積もってすでに返済が出来ない、住み続けるにはどうしたらいいのか。という内容のご相談でした。
④Nさんの希望を叶えるために・・・・・
先ずは、Nさんのローン残高等をヒアリングをさせて頂き、Nさんの希望を叶えるために弊社で自宅の査定、解決策を検討しました。任意売却という方法もあるのですが、「息子さんのために自宅を残したいという」希望がありましたので、リースバックの提案、最善策を一緒に考えていきましょうとご提案をさせて頂きました。
⑤度重なる債権者への交渉・・・・・
債権者にはNさんが任意売却、リースバックをご希望されていることをお伝えし交渉させて頂きました。債権者からは売却の承認を頂いたのですが、債権者が最初に決定してきた売買価格では、投資家の買取価格には合いませんでした。リースバックでは、投資家の買取価格が高額になると月々の家賃も高くなり売却が厳しくなります。そのため、私たちは、何度も債権者に交渉をさせて頂き、希望買取価格近くまで下げることができました。また、買取を希望して頂いた投資家の方には、Nさんがギリギリ支払える家賃でご理解を頂き、リースバックによって自宅を残すことができました。