競売において、入札された札を開けることをいいます。
裁判所にて執行官が、入札書の入った封筒を開封し、入札者の名前と金額を順次読み上げて、最も高い金額で入札した者が、最高価買受申出人（落札者）となります。
開札（かいさつ）
今回は不動産競売の「開札」について解説します。不動産競売の場合、「競売開始決定」後、ある一定の期間を経て、「入札期日の決定」が行われます。これには、「開札期日」や「売却決定期日」など、法的に定められた期間があり、まず各利害関係者に通達され、その後公示されます。開札期日の当日は、裁判所で厳正な管理の下、開札が行われます。数名の執行官が、集まった入札者の目前で開札を行います。１件１件、集計し、上順位３者程度を発表していきます。もちろん１位の最高価格入札者が競落の権利発生です。その後、適正に入札価格から、納めていた保証金を除いた金額を納めて、法的に所有権移転が行われるのです。また、裁判所は出向かずとも現在は、開札結果をインターネットで確認することも可能です。
