競売の入札価格に関して入札開始可能な最低の金額です。
買受可能価格
不動産競売は入札金額をどのように決めているのでしょう?例えば1円や10円といった金額でも入札できるのでしょうか・・。もちろんそういうわけではありません。不動産競売になると、裁判所はその不動産の基準となる価格を決めなければなりません。不動産鑑定士が物件の調査を行い、その不動産の「評価書」を作成します。そこで、対象不動産の「売却基準価格」が決まります。この「売却基準価格」の8割程度が「買受可能価格」となります。わかり易く言えば「最低入札価格」ですね。この買受可能価格以上での入札でなければ受け付けられない事になります。その他、競売入札は個人でも法人でも参加できますが、遊びや興味本位で入札が行われないように、別に「保証金」も納付しなければなりません。当然、「買受可能価格」の金額入札で落札できればいいのですが、「買受可能価格」からのオークションになるので、その物件の市場流通性などによって落札金額は高額になっていくことになります。