抵当権等の不動産担保権者である債権者が判決等の債務名義なしで、当該不動産を差し押さえ、売却が行えるものです。
「競売事件」とは?
例えば銀行からお金を借りる時、銀行は借主の所有不動産に「抵当権」・「根抵当権」を登記する場合があります。約束された返済が期日までに履行されなかった時に、裁判所へ申し立てをして貸したお金を回収する為です。この時に裁判所は「競売事件」と総称します。この時の、(根)抵当権の行使による競売事件の事を「(ケ)」事件と呼んでいます。競売にかけられた不動産の閲覧をすることができます。もちろん裁判所へ直接行ってって「配当要求の交付」という書類や、いわゆる「三点セット」と呼ばれる公示書類を閲覧できますが、近年ではインターネットの普及により、「BIT」と呼ばれる全国の裁判所の競売事件が見れるサイトもあります。これを見ると、「(ケ)」事件と「(ヌ)」事件と呼ばれる競売物件がわかると思います。「(ヌ)」事件の事については、また別の用語集で解説します。