自宅を購入するが夫の【浮気】が発覚。離婚をきめたK様！
駅前の新築マンションを夫婦共有名義で購入されたK様。当時、元夫の単独では住宅ローンの借入が厳しく、夫婦合算の収入で、なんとか住宅ローンの審査を通すことができました。それから数年、仕事のすれ違いなどから夫婦関係が悪化し、元夫が浮気を・・・。これが理由で離婚をされることになりました。
財産分与のために売却を・・・
財産分与をするために、自宅のマンションの売却が必要だったＫ様ですが、購入当初、頭金無しのフルローンで購入をされており、住宅ローンの残債がマンションの相場価格を上回っている状況でした。一般的には、売却価格で足りない残債は自己資金等にて、住宅ローンの完済をするのですが、K様にはそんな余剰資金はありません。これでは自宅を売却することができないと、悩んでおられたところ、当社へご相談に来られました。
任意売却に取り組む
K様のマンションは、駅前の物件で、築年数も浅く、人気がある物件ですが、近隣では新築マンションの建設ラッシュ状態でした。売却は見込めますが、やはり新築マンション以下の価格設定が必要です。Ｋ様のマンション購入後の住宅ローンの返済期間が短く、そうとな住宅ローンの残債があります。また自己資金もほぼないK様。色々と思案をされましたが、任意売却が最善の手立てだと決断されました。そして、Ｋ様から任意売却の依頼を受けた当社は、金融機関と任意売却の交渉に入ります。
任意売却の許可を取り販売開始
相場の価格を金融機関へ提示したところ、売却が出来たとしても、残債が約５００万円残ります。金融機関は価格の上乗せを迫ってきます。価格を上げる事は簡単ですが、上がった分だけ、売却しにくくなります。そこで再度、金融機関に周辺の新築マンションの販売状況や中古マンションの値段の変化などを伝え、なんとか相場価格での販売許可を得ることができました。ようやく販売開始です。
販売開始後約２ヶ月で売却
販売後は、早急に買主を見つける必要があります。任意売却には金融機関にもよりますが、販売期間が定められていることがあります。その期間内に売却が出来なかった場合には、競売による売却となってしまいます。競売で売却の場合、相場の価格以下になる場合もあります。これはＫ様にとってもデメリットでしかありません。ただ、今回は販売開始約１ヶ月で契約、その半月後には物件の引渡しとなりました。
任意売却完了後
任意売却が完了後、残った残債はもちろん返済をしていく必要がありますが、離婚調停の際に、Ｋ様の元夫からの申出もあり、この残債については、元夫が支払っていくとの取決めとなったそうです。現在、Ｋ様はご自身の実家でお住まいをされています。
