I様は、もともと一戸建てを購入希望でしたが、条件に合うものをなかなか見つけられませんでした。そのため、不動産業者の勧めもあって、一旦マンションを購入し、条件に合う一戸建てが売りに出たら、マンションを中古でその業者が買い取り、一戸建ての購入資金に充当する約束をしました。
しかし、その不動産会社は経営破綻し、約束は反故にされました。
宮野さんは失意の中、がんばって10年間ローンを支払ってきましたが、悪いことは重なるもので、今度は収入が減って住宅ローンを滞納しました。
お金の問題で夫婦間での言い争いも増え、ついには別居し、その後離婚しました。
今回、残債務は2,000万円ですが、窓口は保証会社でなく、銀行でした。
銀行は保証会社と違い、応諾をしてくれる価格が高くなりがちです。
販売活動をすぐに始め、3社程候補が見つかりましたが、銀行の許可を得るまでが大変でした。
銀行にその価格の妥当性を説明する資料等も色々と提出し、担当とも粘り強く交渉を重ねました。
Iさんは任意売却までに何度か元奥さんと一緒に銀行へ行く必要があり、元奥さんにも何度も連絡し協力を取り付けました。
そしてようやく銀行の了解を取りつけて、無事任意売却することが出来ました。