借入の際の担保として、複数の土地建物に対して担保（抵当権）を設定することです。土地とその土地に建っている建物に対して共同担保を設定するのが最も一般的です。
共同担保（きょうどうたんぽ）
一般的には、銀行がお金を貸す時に、担保として土地や建物に抵当権を登記します。例えば借主が５０００万円を借りたいとしたときに、借主の所有している不動産に抵当権を設定していくのですが、その不動産が担保価値として２５００万円しかないとします。では銀行はそのまま５０００万円を貸してくれるのかと言えば、そうではありません。あと追加の２５００万円分の担保を要求してくるのが普通です。この時、借主は別の不動産担保を差し出して、銀行に登記させます。この不動産担保の事を「共同担保」と言います。事業用の不動産を買う為に、自宅の不動産を共同担保に差し出すような事はよくある話です。事業が立ち行かなくなり、事業用不動産の競売はもちろん、自宅まで競売がかかるのは、「共同担保」である事が多いのです。
