家賃より住宅ローンの方が安い
４０歳でマイホームを購入したD様ご夫婦。当初は購入より賃貸派だったそうです。しかし、当時住んでいた賃貸マンションの近くに、新築戸建てが販売されていたのですが、家賃より毎月の住宅ローンの支払い額の方が安いと分かり、購入されたそうです。ご夫婦二人の年収であれば、無理なく返済を続けていけるはずでした・・・。
収入が減り、将来の不安が
マイホーム購入から１０年後、奥様が突然病気になり、仕事を続けていくことが出来なくなりました。収入が半減したD様の家計ですが、ご主人様の収入だけでも、住宅ローンの支払いは継続できます。しかし、住宅ローンの完済予定時のD様の年齢は７５歳。これから年齢を重ねていくごとに、収入が減少していきます。その中で、奥様の収入が見込めないという現実に、不安をおぼえました。そんな将来の不安をもったまま、当社へご相談に来られました。
リースバックか一般売却か…
D様は、住宅ローンを完済後、リースバックで自宅に住み続けたいとの希望でした。住宅ローンの残債額を確認すると、相場価格で売却が出来れば、住宅ローンは完済し、なおかつ余剰金がでます。しかし、リースバックで売却する場合だと、D様の支払える家賃では、価格が合ってきません。リースバックであれば、住宅ローンの残債に足らない資金を、準備する必要があります。D様にこのことを伝えると、リースバックの為の資金があるが、支払うと預貯金はなくなるようです。
住宅ローンの完済
預貯金と売却資金の余剰金を残せる一般売却（相場価格で売却）のほうが、D様の将来にとって安心して生活が出来るのではないかと、弊社はD様に提案しました。するとD様ご夫婦から「もともと購入派ではなく、賃貸派だったので、初心に帰ります(笑)」と言われ、一般売却を選ばれました。それから、すぐに売却活動に入り、３ヶ月程度で無事に売却となりました。そして、現在D様ご夫婦は、賃貸物件に引越しをされました。老後のための資金を増やす為に、貯金を頑張っておられるとのことです。
