①突然襲った病気により収入が大幅に減少・・・・・
大阪府高槻市にお住まいのS様は、10年前に同市内で新築一戸建てを購入されました。大阪市内の大手企業で営業職として勤務されておられたS様は、営業成績も良く、歩合制でしたので収入がそこそこありました。住宅ローンの方は、年収が良かったため問題なく通り、難なく返済が出来ると思っておられました。しかし、2年前にS様の家庭に突然の悲劇が襲いました・・・S様が脳梗塞を患い3カ月程入院をされました。幸いなことに早期に治療をされたため日常生活、事務的な仕事をすることには支障がない程度の状態ですみました。しかし、復職するのに約9カ月かかり、営業職から事務職に変更となりました。歩合制で収入がそこそこあったS様ですが、事務職になったことで歩合給が無くなり収入が大幅に減少しました。
②底を付いた貯金・・・・・
入院中、治療中、S様は今まで蓄えておられた貯金で生活費、ローンの支払いをされておられました。日に日に貯金は減っていき、貯金も底を付き、収入が減少した状況ではローンの支払いが困難になってきました。そして、住宅ローンの滞納が始まりました。
③銀行から代位弁済通知が届く・・・・・
6カ月以上ローンを滞納されていたS様は、銀行から住宅ローン滞納にともなう保証会社への代位弁済通知が届きました。一括で住宅ローンの返済を求めると記載されていました。何とかしてローンの支払いをして家を守りたいS様でしたが、どうすることもできない状況でした。どうして良いかわからなくなられたS様は、インターネットを見られてお問い合わせを頂きました。私たちが面談させて頂いた時のS様は、これから先どうして良いかわからないという不安な様子でしたので今までの経緯やご希望をお聞きしました。
④出来ればこのまま自宅に住み続けたい・・・・・
先ずは、S様にローン残高、その他の支払い等をヒアリングをさせて頂き、債権者にはS様が任意売却、リースバックをご希望されていることをお伝えし交渉させて頂きました。そして、私たちは、S様が「自宅に住み続けたい、環境を変えたくない」という希望を実現するためにリースバックのご説明をさせて頂き、最善策を一緒に考えていきましょうとご提案をさせて頂きました。債権者から売却の承認を頂き、販売開始後、当社の顧客の中から、数名の投資家の方にお声かけをさせて頂きました。
⑤リースバックで解決、S様の希望が叶う・・・・・
リースバックでは、売買価格とS様の支払える家賃のバランスが重要となります。投資家の買取価格が高額になると月々の家賃も高くなり売却が厳しくなります。債権者とは何度も交渉をさせて頂き売買価格の引下げに応じて頂け、投資家の方にもギリギリ支払える家賃でご理解を頂き「リースバック」で解決することができました。自身と家族のために家残したいというS様の想いが叶った瞬間でした。