①正社員としての仕事に就けず・・・・・
大阪府堺市のTさんは、年齢のこともありなかなか正社員としての仕事に就くことができず、派遣社員としてお勤めをされていました。しかし、派遣社員では雇用期間があり、期間が満了すると仕事がなくなります。Tさんは、次の仕事が決まるまでに時間がかかってしまうという状況が長年続き、さらにコロナの影響もありなかなか派遣先が見つからないという状況に陥りました。
②生活費が足りない、住宅ローンの支払いが・・・・・
Tさんは、派遣社員であったため給料は上がらず、派遣先が見つかるまでは収入がないため生活費どころか、住宅ローンの支払いに影響が出始めました。仕事がない間は生活費を補うためにカードローンや消費者金融からの借金に頼らざるを得なく、住宅ローンの支払いも後回しにしてしまったとのこと。住宅ローン支払いの遅れが続き、ついに手元に競売開始決定通知がお手元に届きました。
③自宅を維持していくのは困難に・・・・・
手元に競売開始決定通知が届いたTさんは、自宅を維持していくのは無理だと判断して当初は別の業者に依頼をして自宅の販売をしてもらっていたのですが、全く売れず弊社にご依頼いただきました。私たちは、Tさんと面談をさせて頂き、状況、ご希望をお聞きして売却に向けて準備を進めていきました。Tさんはカードローンや消費者金融にも借り入れがありましたので、全て清算をしたいとご希望でした。競売開始決定通知が届いてからのご相談ということで、時間も限られており早急な対応が必要となりました。
④短期間での売却に向けて・・・・・
既に競売開始決定通知が届いていたTさんは、競売までの期間が短く、タイムリミットもあったため早急に債権者への任意売却の承諾、売却の準備をする必要がありましたので、債権者への任意売却の承諾を頂き、動き出しました。売却期間があまりないため、私たちは、物件周辺の取引業者へ販売活動を積極的にさせて頂きました。Tさんは、一旦は実家に引越しすることで決まり、早々に引越しをして頂き、任意売却を開始する時には空家の状態でした。幸いにも早期に購入希望者現れ、無事に契約に至りました。
⑤任意売却後・・・・・
私たちは、自宅を任意売却した後に残った住宅ローンとその他の借金をまとめて債務整理をするために弁護士を紹介させて頂きました。Tさんは、再出発するために弁護士と債務整理を進めておられます。カードローンや消費者金融は気軽に借りられてしまう分、返せなくなるのも早いのです。Tさんのように、早めにご相談を頂き、任意売却や債務整理でやり直すことも一つの手段であります。