事業資金確保の為の自宅売却
ご自身で事業をされているYさんからの相談でした。長期に渡る事業ではあるが、売上の見込みはある。ただ、当面の事業資金が必要。そのために、自宅を売却しいたが、家族から自宅の売却を反対されている、何か手立てはないのかとのご相談でした。
Yさんのご自宅は、市内でも立地条件は良く、売却すればそれなりの資金が入ります。ただ、小学生のお子さんがおられ、引越は避けたい。奥様は自宅に愛着を持っている。売却へのハードルは高かったようです。
リースバックと買戻し特約
当窓口ではYさんに「自宅売却後もそのまま住み続けるリースバック」と「買戻し」の2つの特約を付けた売買契約を提案しました。
まず、リースバックは、自宅売却と同時に買主さんとYさんとの間で賃貸借契約を締結し、Yさんが買主さんへ毎月家賃を支払うことにより、自宅に住むことができます。引越しをせずにそのまま住み続けることができ、近隣の方に所有者が変わったことはほぼ分かりません。
買戻し特約については、ある一定期間の経過の後に、Yさんが買主さんから自宅を買い戻すことが出来ます。Yさんが取り組んでおられる事業が成功することを見越した特約ですが、万が一、事業が予定通りに進まず、買戻しが出来ない場合にでも、そのまま住み続けることが出来るように取決めをしてあります。
無事に成約
ご家族の希望を叶えた上で、事業資金の確保ができるこの提案に、YさんとYさんのご家族にも、納得して頂けました。それから、約1カ月程度で、買主さんが見つかり、無事にご契約となりました。