①勤め先の会社が突然の倒産・・・・・
大阪市北区のSさんは、15年前に新築マンションを購入されました。当時のSさんの収入では決して安くはない買い物でしたが、夫婦共働きだったため、返済可能と判断し購入、順調に住宅ローンも返済していました。しかし、購入してから12年ぐらいにSさんに悲劇が・・・・・Sさんが勤務する会社が突然の倒産、Sさんは失業してしまいました。失業中は奥さんの収入のみで生活をなんとかやりくりされていましたが、進学を控えたお子さんの教育費なども嵩み、住宅ローンの滞納が始まりました。
②連帯保証人にである奥さんと親族に負担が・・・・・
当時、住宅ローンの一部は、奥さんと奥さんの父親が連帯保証人となって借り入れをしていたため、奥さんの父親が負担する状況になりました。Sさんは、少しでも生活費、住宅ローンの返済に充てるお金を作るためにアルバイトをし、空いた時間で就職活動をされていたようですが、50代であったSさんは再就職先がなかなか決まらず、この先どうなるかわからない状況でした。これ以上、奥さんの父親に迷惑をかけられないと思われたSさんと奥さんは、マンションを売却することを決意されました。
③弊社との出会い、任意売却を決断・・・・・
自宅の売却を決断されたSさんは、不動産に詳しい友人に相談をされ「任意売却」という方法があることを知り、インターネットで任意売却を調べられ、「任意売却無料相談窓口」のHPにお問い合わせを頂きました。私たちは、Sさん夫婦とマンションでお会いし、状況、希望等をお聞きした上で、任意売却のメリット、デメリットを説明させて頂きました。お会いした時は、奥さんの父親が負担されていたためローンは滞納されていなかったのですが、これから先は支払いは困難な状況ではありました。私たちは、Sさん夫婦の状況と希望を考慮した上で任意売却を提案させて頂き、Sさん夫婦と任意売却を進めることになりました。
④任意売却への準備、売却・・・・・・
Sさんの場合、住宅ローンの滞納がありませんでしたので、ご相談頂いた次の月から返済を止め、半年後に代位弁済がされた後に任意売却となりました。債権者からSさんに代位弁済の通知が届きましたので、私たちは、債権者にSさんが任意売却を希望されていることをお伝えし、承諾を頂きました。Sさんご家族は、奥さんの父親の協力もあり、販売開始するまでにマンション近くの賃貸マンションへ引越しを頂けました。そして、地元業者などから多く問合せを頂き、空家状態で案内をすることができましたので早い段階で購入希望者を見つけることが出来ました。今回、Sさん夫婦が早い段階で任意売却を決断され、前向きに動かれたことが早期売却に繋がったと感じています。