「相談の経緯」
結婚を機に、父親と共有名義の自宅の売却をすることにしました。私が家を出た後、残された家族の収入だけでは、住宅ローンの支払いが困難だからです。父はなんとか支払っていくと言ってくれましたが、完済まで10年近く残っており、完済時の父の年齢が85歳・・・。現実的に考えて、無理だと判断しました。自宅を仲介してくれた不動産会社に売却の相談をしたところ、思いのほか、安い価格を提示されました。他の会社にも相談をしてみましたが、数十万程度の違いはありましたが、ほぼ同じような価格でした。不動産会社から提示された価格では、当時残っていた住宅ローンの返済が出来ないのです。銀行に相談もしましたが、返済期間や支払額の見直しの提案を受けましたが、どれも私が支払いを継続していくことが前提となっており、根本的な解決にはなりません。そんな時に、住宅ローンの返済方法の相談を専門としている「任意売却無料相談窓口」を知り、相談することにしました。
「任意売却無料相談窓口での対応」
Hさんのご自宅の購入時、当初はお父様だけの名義で購入される予定でしたが、住宅ローンの審査がお父様の年収だけでは、希望額に届かず、銀行からHさんを連帯債務者とすることで審査を通すと提案されたようです。当時のHさんやお父様も自宅の購入を優先的に考えてしまい、将来のこと検討せずにローンを組んでおられました。
ご自宅は築後25年の戸建です。売却査定を行ったところ、他の会社で提示された価格とほぼ同額でした。住宅ローンの残高を大きく下回る価格で、一般的な売買は難しい状況です。そこで、任意売却の提案をHさんに行いました。Hさんもすでに、色々と調べておられ、任意売却のこともご存じでした。当窓口から、任意売却のメリットとデメリットをお伝えしました。お父様はすぐに納得されましたが、Hさんは結婚を控えておられることもあり、悩んでおられました。
任意売却でのデメリットの一つは、俗に言われるブラックリストに載ってしまうことです。一度、ブラックリストに載ってしまうと、金融機関にもよりますが、おおよそ5~10年の間は、新たな借入ができなくなったり、クレジットカードの新規加入や利用が出来なくなります。
しかし、幸いなことに、Hさんの婚約者様にはご理解を頂けた為、すぐに任意売却のい手続きに入りました。
販売開始から約2カ月程度で、買手が見つかり、無事に任意売却を終えることが出来ました。任意売却後、返済しきれなかった住宅ローンは、お父様がお支払いをされています。今回のような場合、この残ったローンについてもその債務を完済するまで、Hさんは債務者であるお父様と連帯して返済の責任を負うことになります。しかし、毎月の支払い額は数千円と少額で、無理のない支払いとなっておられます。