①奥さんの親から自宅の購入を勧められるも・・・・・
大阪府豊中市のNさんは結婚当初は賃貸マンションに住まれていましたが、結婚から２年余り経った頃に奥さんの親から「将来のためにそろそろ新築住宅を購入した方が良いのではないか」と説得され５年前に新築住宅を購入されました。購入当時、Nさんの年収は平均年収より少なく、奥様と共働きだったため住宅ローンは収入合算で組むことになりました（住宅ローンも住宅所有も２人の共有名義）。しかし、結婚後、奥さんは家の掃除をしない、子育てもしなくなり家事、育児放棄の状態が続きました。
②奥さんに離婚を申し出るも・・・・・
奥さんの家事、育児放棄に耐えられなくなったNさんは、奥さんに離婚という選択肢を申し出ました。しかし、奥さんは離婚の話しに聞く耳を持たず、奥さんの両親が会社や自宅に怒鳴り込んでくる始末・・・・・Nさんは耐えられなくなり、実家に戻られました。
③自身の収入だけでは住宅ローンは支払えない、売却したくても売却ができない・・・・
実家に戻られたNさんは、離婚をした後、自身の収入だけでは住宅ローンを支払えないことがわかっていましたので、自宅の売却を同時に進めようとされていましたが奥さんが「家を出ていかない」と売却に反対。さらに、自宅の売却価値がローンの残債以下（債務超過）であったため売却は困難な状況でした。どうして良いかわからないNさんは、インターネットで「住宅ローン債務超過 売却」をキーワードにインターネットで検索したところ任意売却という方法があることを知りました。その後、Nさんはインターネットで弊社のホームページを見つけられご相談をいただくことになりました。
④任意売却にて自宅を売却、弁護士介入で奥さんを説得・・・・・
私たちは、Nさんと面談をさせて頂き現在の状況と希望をお聞きしました。Nさんの希望は、自宅に住み続けている奥さんに任意売却に協力して自宅から出ていくようにして欲しいということでした。私たちは、奥さんに任意売却を開始する旨、ご協力頂きたい旨の連絡をお手紙にてさせて頂きました。奥さんから弊社にご連絡がありましたので、Nさんに弊社から弁護士を紹介させて頂き、弁護士同席の上、奥さんと離婚、任意売却の協力のお話し合いをさせて頂きました。時間はかかりましたが、何とか奥さんも離婚に応じ、任意売却への協力を頂けることになりました。売却の方は、Nさんのご自宅の周辺は新築住宅が多い地域でした。新築住宅に対して特別な価値を見出す人が多く、新築住宅と比較して築５年未満の中古住宅は大きく価格が下がります。債権者の方には、Nさんの事情を何度も説明させて頂き、任意売却に合意してもらうことができました。自宅は、周辺相場より安く、比較的新しいこともあり無事に売却をすることができました。
