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住宅ローン滞納時の対処法を解説!
相談先や競売回避の方法もご紹介

住宅ローンの滞納は誰にとっても避けたい事態ですが、予期せぬ出来事で返済が困難になることもあります。

適切な対処法を知っていれば、最悪の事態を避けられるでしょう。

本記事では、住宅ローンを滞納してしまった際にできる対処法や相談先について紹介します。

 

住宅ローンを滞納した場合の対処法とは

住宅ローンを滞納した場合、まず冷静に対処することが大切です。早めに適切な手段を講じることで、最悪の事態を避けられます。

以下に、滞納時に考慮すべき対処法をご紹介します。

 

・住宅ローンを組んでいる金融機関へ相談

・保険適用を確認する

・家の売却を検討する

・任意売却を検討する

・リースバックを検討する

・個人再生の手続きを検討する

 

住宅ローンを組んでいる金融機関へ相談

まず行うべきは、住宅ローンを組んでいる金融機関への相談です。返済が厳しい状況を説明し、返済計画の見直しを依頼しましょう。

相談することで、返済期間の延長や返済額の整理・減額といった提案を受けられる可能性があります。

また、早めに相談することで選択肢も広がり、対応が柔軟になる可能性が高まります。金融機関も滞納が長引くことを避けたいので、相談に応じてくれるでしょう。

 

相談の際は、担当者に連絡し面談のアポイントを取りましょう。具体的な相談のポイントとしては、収入の変動や支出の見直し、資産状況の確認などです。

返済期間の延長や一時的な返済額の減額など、金融機関が提供する支援策についても確認しておきましょう。これらの情報を基に、金融機関と協力して現実的な返済計画を立てることが大切です。

 

 保険適用を確認する

住宅ローンに付帯している保険の適用範囲を確認しましょう。団体信用生命保険(団信)など、住宅ローン契約時に加入している保険がある場合、特定の条件下でローンの一部または全額が保険金で支払われます。

契約時の書類を再確認し適用条件を把握してください。保険が適用される場合、金融機関に連絡して必要な手続きを進めましょう。これにより、ローン返済の負担を大幅に軽減できます。

具体的には、死亡や高度障害の他、がんや心疾患など特定の疾病が対象となる場合があります。

保険が適用される範囲は契約内容によって異なるため、詳細の確認を行いましょう。もしくは保険のカスタマーサポートに連絡することで、保険適用について確認ができます。

 

家の売却を検討する

住宅ローンの返済が厳しい場合、家の売却も選択肢の一つです。売却することで得た資金で住宅ローンを完済し、生活の立て直しを図れます。

売却を決断する前に、家の市場価値を査定しましょう。市場価格より高い金額を設定すると買い手がつかず、安すぎるとローン返済額に足りないことがあるためです。

また、査定の際は、2社以上の不動産会社に依頼し、良い評価や対応をしてくれる会社を選びましょう。

家の売却には時間がかかることもあるため、早めに動き出すことが重要です。また、売却時の手数料や税金についても考慮し、総合的な収支を見積もらなくては、却って損をするケースもあるため注意しなくてはいけません。

売却が決まったら、引越し先の確保や新しい生活の準備を進めることも大切です。家の売却は大きな決断ですが、返済負担を軽減し、生活を再建するための有効な手段となります。

 

 任意売却を検討する

任意売却は、住宅ローンを滞納している場合に有効な対処法の一つです。金融機関(債権者)の合意を得て、市場価格に近い金額で家を売却するのが特徴。一般的に、競売よりも高い価格で売却できるので、残債を軽減できるのがメリットです。

任意売却を考えている場合は、不動産会社などに相談し、債権者と合意を得るための書類作成や手続きを行います。また、金融機関との交渉が必要となりますが、多くの場合、競売を避けるために金融機関も協力的です。

任意売却を専門とする不動産会社に相談することで、スムーズに手続きを進められるでしょう。

 

 リースバックを検討する

リースバックは、家を売却しても引き続き賃貸として住み続ける方法です。家を売却することでまとまった資金を得て住宅ローンを返済しながら、賃貸契約により住み慣れた家にそのまま住み続けられます。

周囲に売却の事実を知られたくない場合や引越しを避けたい場合に有効です。

まずはリースバックを提供している会社に相談し、条件や賃料について詳細を確認しましょう。ただし、賃料の支払いが続くため、長期的な家計の見直しも必要です。

リースバックは、生活の安定を図りつつ、住宅ローンの問題を解決するための一つの手段として有効です。

 

個人再生の手続きを検討する

複数の借金がある場合、個人再生手続きも選択肢の一つです。個人再生とは、裁判所を通すことで借金額を減額したうえで、再生計画に基づいて返済を進める手続きです。

住宅ローンに関しては、「住宅資金特別条項」を利用することで、家を手放さずに済むかもしれません。個人再生では、住宅ローンの支払いは続けながら、その他の借金を大幅に減額できます。

手続きを進める際には、弁護士など専門家に相談することが重要です。また、収入や資産の状況を正確に把握し、返済の計画立てが求められます。裁判所の手続きを通じて、債権者との合意を得る必要もあります。

個人再生を選択することで、返済の負担を大幅に軽減し、生活の再建を図れます。専門家のサポートを受けながら、最適な解決策を見つけることが大切です。

 

住宅ローン滞納時にやってはいけないこと

住宅ローンを滞納した場合、適切な対処を怠ると事態が悪化します。

ここでは、絶対に避けるべき行動について説明します。

 

銀行からの督促を無視する

銀行からの督促を無視することは避けるべきです。督促状が届いたら、迅速に対応しましょう。

無視すると、信用情報が悪化し、競売手続きに進む可能性があります。督促状の内容について確認のうえ、返済計画の見直しや条件変更について金融機関とも相談しましょう。

金融機関は問題解決に協力的な姿勢を示すことが多いため、早めに相談すれば解決策が見つかります。督促を無視せずに対処することで、延滞利息の増加や返済負担の増大を避けられ、早期の対応が最善の解決策を見つけるための鍵となります。

 

新たに借入をして住宅ローンを返済する

新たに借入をして住宅ローンを返済するのは避けましょう。一時的には返済をカバーできても、借金が増えるだけで根本的な解決にはなりません。

特に、高金利のカードローンやキャッシングに頼ると返済負担がさらに重くなります。代わりに、金融機関と話し合いながら、返済条件の見直しや返済計画の変更を求めることが賢明です。

返済に困ったらすぐに相談することで、無理のない返済計画が立てやすくなります。

 

すぐに自己破産をする

住宅ローンの返済が厳しくなったからといって、すぐに自己破産を選ぶのは避けるべきです。

自己破産をすると信用情報に大きな影響を与え、多くのデメリットがあります。

まずは、専門家に相談し、他の選択肢を検討するようにしましょう。自己破産は借金の全額免除を受けられますが、信用情報に10年間の影響が及び、今後の借入やクレジットカードの利用が難しくなります。

自己破産は最終手段であり、任意売却やリースバック、個人再生など他の方法も検討しましょう。

 

 競売までの流れ

競売までの流れについて解説します。

 

  1. 督促(1~5ヶ月目)

住宅ローンの滞納が始まると、債権者から支払いを求める督促状が送られてきます。

 

  1. 一括請求(5~6ヶ月目)

返済が行われない場合、債権者はローン残高の全額を一括返済請求することがあります。ただし、具体的なタイミングや詳細は金融機関によって異なる場合があります。

 

  1. 代位弁済(6~8ヶ月目)

保証会社が債務者に代わって一括返済し、その後債権が保証会社に移るプロセスです。このタイミングもケースによって異なることがあります。

 

  1. 競売開始決定(8~9ヶ月目)

債権者が裁判所に競売の申し立てを行い、裁判所から競売開始決定通知が送付されます。

 

  1. 現況調査(1~2ヶ月後)

競売を進めるために、裁判所の執行官が物件の調査を行います。

 

  1. 入札開始(2~3ヶ月後)

調査後に入札期間が設定され、購入希望者からの入札が行われます。

 

  1. 落札者決定(1ヶ月後)

最も高い金額を提示した入札者が落札者となります

 

  1. 立ち退き(落札後約1ヶ月)

購入手続きが完了すると、元の所有者は物件を退去する必要があります。

 

競売を回避するために任意売却を検討

競売を避けるためには、任意売却を検討することが有効です。

任意売却とは、債権者(金融機関)の同意のもとで不動産を市場相場価格で売る方法です。

安価になりやすい競売で家を売る方法と比べて市場相場と近い価格で売却できるため、残債額の圧縮が期待できます。

 

さらに、任意売却では売却スケジュールにある程度の柔軟性があり、引越し時期なども調整しやすいです。

また、競売では裁判所で一般公開されるため周囲に知られてしまうリスクがありますが、任意売却なら個人情報が漏れる心配はありません。

金融機関とのやり取りが必要なため、任意売却で専門家の力を借りることで、スムーズに進むでしょう。任意売却は、競売よりも精神的・経済的な負担が少ないため、ぜひ検討してみてください。

 

任意売却の相談はEC.エンタープライズまで

住宅ローンの滞納で悩んでいる方は、競売を避けるためにも任意売却を検討してみましょう。

EC.エンタープライズは、任意売却に関する豊富な知識と実績があります。

お客様の状況に応じた最適な解決策を提案し、スムーズな売却手続きをサポートします。

まずは、無料相談で現状をお聞かせください。お客様一人ひとりに合わせた対応で、返済計画の再構築や生活基盤を守れるよう、サポートいたします。

住宅ローンの滞納や任意売却については、ぜひEC.エンタープライズにご相談ください。

 

 まとめ

住宅ローンの滞納は多くの方にとって不安ですが、早めに適切な対処を行うことで解決の道が開けます。

本記事では、滞納時に取るべき具体的な対策についてご紹介しました。以下のポイントを押さえて、最悪の事態を回避しましょう。

 

・金融機関に早めに相談する:返済計画の見直しや条件変更を依頼しましょう。

・保険適用を確認する:団体信用生命保険や特定疾病保障の適用を確認し、必要な手続きを進めましょう。

・家の売却を検討する:市場価値を査定し、高値で売却できる不動産会社を選びましょう。

・任意売却を検討する:競売より有利な条件で売却し、残債の軽減を図りましょう。

・リースバックを検討する:家を売却してもそのまま住み続ける方法で、生活環境の変化を最小限に抑えましょう。

・個人再生の手続きを検討する:裁判所を通じて借金を大幅に減額し、住宅ローンは継続して支払う方法です。

 

住宅ローンの滞納でお悩みの方は、これらの対策を検討し、必要に応じて専門家の力を借りることが大切です。

EC.エンタープライズでは、任意売却をはじめとする様々な対策をサポートしています。