父のリストラ、住宅ローンが残っている、債務が残らないように売却したい・・・
ある日、「両親の住むマンションが競売にかかりどうしたら良いですか、何とかなりませんか」という連絡がＡ様より弊社にありました。直ぐに面談の調整をして、翌日に大阪駅周辺にてお会いすることになりました。Ａ様から現在の状況をお聞きすると「Ａ様の父親は、働いていた会社をリストラになり自暴自棄になりました。生活費や住宅ローンの支払いのために取っておいたお金にまで手を付けてギャンブルに走るようになったそうです。また、Ａ様の母親は、看護師として日々懸命に働いていましたが、コロナ患者の受け入れで忙しく、精神的にきつくなり体調を崩してしまい休職することになったそうです。」父親がギャンブルをするようになり、母親が休職して収入が途絶え、やがて住宅ローンも滞り、裁判所から競売開始決定の連絡があって、ようやくＡ様に相談があったそうです。相談されたＡ様は自分の実家が競売に掛かるとは思ってもいなく、どうしたらいいのかわからず、インターネットで弊社を調べて相談をくれたとのことでした。面談後、Ａ様と一緒にご実家のマンションにお伺いをさせて頂き、両親からも状況をお聞きすると、マンションの管理費も滞納しており、さらに税金まで支払えておらず自宅に差押えが入っている状況でした。そんな状況の中で、Ａ様、ご両親のご希望は、「債務が残らないように売却したい」というものでした。私たちは早速債権者に交渉し、任意売却にて販売活動を開始しました。駅から徒歩５分圏内という立地条件に恵まれていましたので直ぐに売却できるかと思っていたのですが、申込みが入っても、厳しい金額交渉を受けるなど非常に苦戦する状況が続きました。しかし、知り合いの不動産業者や投資家様にもお声掛けしていたこともありなんとか競売期日までに買主様を見つけることができ無事に売却をすることができました。売却後、Ａ様のご両親は、新しい住まいで再出発をされているそうです。
