生活苦から借入を繰り返していた
両親を亡くされ自宅に一人住まいのO様。昔から体が弱く、病院通いを長年続けておられます。仕事を休みがちなため、正社員になかなかなれず、体調を崩すと収入が減るという生活。生活苦から色々な金融機関で借金をされていました。そんな時に、持病が悪化し、入院・手術を受けることになられ、ご自身ではどうにもできないと思い、役所へ生活保護の相談されました。しかし、少ないなかでも収入があることから、生活保護を受けるようではないとの役所の判断だったようです。そして困り果て、当社へご相談をされました。
ご自宅があるから生活保護が受けれない??
O様の状況の確認しました。収入面では、確かに生活保護を受けるものではなく、また、持病の面やO様の年齢を考えると役所の判断にも納得する部分もあります。何より、事実上O様が所有されているご自宅があるのです。というもの生活保護を受給するためにはいくつかの要件があり、自宅を所有している場合、生活保護受給が認められないケースが多いのです。
将来をみすえて自宅の売却
次にO様のご自宅がどういった状態なのか確認をしました。。ご自宅は築35年の木造の家屋で、以前ペットを飼われていたこともあり、損傷が激しい状態です。また、室内外の設備機器等にも不具合が出ており修理費も過大にかかることが想定されます。さらに、この建物と土地はすでにお亡くなりになられているお父様名義のままでした。O様としてはこのまま住み続けたい意向もあり、将来、生活保護を受けることも視野に入れ、リースバックによる売却を提案し、販売開始となりました。
リースバックで売却
販売開始と同時にご自宅の相続登記手続きを行います。今回、O様にはご兄弟がおられず、お父様の相続人はO様とすでにお亡くなりになられているO様のお母様のみ。スムーズに相続手続きが行えました。また、住宅ローンの返済がない売却だった為、比較的安価な価格で販売をしていたところ、数週間で買主様がつきました。
売買契約締結後、買主様との賃貸借契約も無事に締結。現在、持病が落ち着いておられ、お仕事を頑張っておられるようです。