教育熱心なT様は、お子様に小さいときから塾や習い事にたくさん通わせていたそうです。
塾や習い事に掛かる費用の支払いは辛い時もありましたが、勤務年数が増えるにつれ収入も上がっていったため何とかなっていたそうです。そして、収入分からでは支払いきれない時は、カードローン等の借り入れをし、ボーナスが入った時に返済をする生活を長期間続けておられましたが、気づいた時には6社から借金をしていました。しかし、次第に返済が厳しくなり住宅ローンと税金を滞納するようになりました。
状況は日に日に悪化していき、銀行から電話や督促状が来るようになっていましたが支払うことができないため、無視してしまっていたところ、ついに銀行の保証会社(債権者)から競売開始決定の内容証明が送られてきたため慌てて債権者に連絡。ところが、債権者は一括返済する以外は認めないと話を取りあってくれませんでした。T様はこれ以上どうしていいか分からず、自己破産を考えはじめていた時に、当社のホームページをご覧になりご相談くださいました。
T様のご希望は、「住宅ローンや税金など、少しでも返済するものを減らしたい。引っ越し費用が欲しい」ということでした。すでにお子様達は社会人になり、独立されていたため、T様ご夫妻が住むための新居探しと、債権者(銀行や役所など)との話し合いをすぐに開始しました。
当社から債権者へ連絡の上、状況の説明や解決方法などをご提案することで任意売却を認めてもらうことができました。T様も積極的にご協力くださり、役所やカード会社とも連携を取りながら無事に新居へのお引越しと、任意売却により競売を取り下げることに成功しました。