①コロナの影響で取引先からの受注が減少、売上げが激減・・・・・
大阪市住之江区のYさんは、長年、旅行代理店を営んでおられました。新型コロナウィルスの感染が広まる前は、学校の修学旅行、企業の慰安旅行等の企画・実施、他社が企画した旅行商品の代理販売をして順調に売上げを上げておられました。そのこともあり、娘さんが産まれたと同時に住之江区の方で新築の戸建てを購入されました。しかし、2年前の新型コロナウィルスの感染拡大によりYさんの会社は大打撃を受けることに・・・・コロナの影響で、修学旅行、慰安旅行等が無くなり、学校、企業からの受注が徐々に減少していき売上げが激減したのです。
②売上げが激減し、住宅ローン、税金が払えない・・・・・
売上げが激減するまでは、住宅ローン、税金等を問題なく支払っていたYさんでしたが、会社の運営費、娘さんの教育費を確保するために住宅ローン、税金の支払いが後回しになることが続きました。気がつけば住宅ローンの滞納は3~4ヶ月、税金の滞納もそこそこありました。銀行からは、督促状が届いていた状況でした。そのような状況になったYさんは、インターネットで「任意売却無料相談窓口」を見つけられ、お問い合わせを頂いたのです。
③Yさんの悩み、希望・・・・・
私たちがYさんよりご相談を受けた時、Yさんには、受験を控えた娘さんがおられ、受験が終わるまで負担をかけたくないという大きな悩みがあり、娘さんのために自宅を残したいという希望がありました。住宅ローン、税金の滞納が積もり積もってすでに返済が出来ない、自宅を残すにはどうしたらいいのか。という内容のご相談でした。
④Yさんの希望を叶えるために・・・・・
先ずは、Yさんのローン残高、税金の滞納額等をヒアリングをさせて頂き、Yさんの希望を叶えるために弊社で自宅の査定、解決策を検討しました。任意売却という方法もあるのですが、「娘さんのために自宅を残したいという」希望がありましたので、リースバックの提案、最善策を一緒に考えていきましょうとご提案をさせて頂きました。
⑤度重なる債権者、役所への交渉・・・・・
債権者にはYさんが任意売却、リースバックをご希望されていることをお伝えし交渉させて頂きました。債権者からは売却の承認を頂いたのですが、債権者が最初に決定してきた売買価格では、投資家の買取価格には合いませんでした。リースバックでは、投資家の買取価格が高額になると月々の家賃も高くなり売却が厳しくなります。そのため、私たちは、何度も債権者に交渉をさせて頂き、希望買取価格近くまで下げることができました。また、買取を希望して頂いた投資家の方には、Yさんがギリギリ支払える家賃でご理解を頂き、リースバックによって自宅を残すことができました。また、税金滞納をしていると自宅が差押えされるリスクがあるためYさんには役所に何度も足を運んで頂き、分割でのお支払いに対応して頂けるかの交渉をして頂きました。最終的には、少し纏めた金額を納めること、残りを分割で支払うことで役所の方も納得して頂きました。
⑥その後・・・・・
リースバックで娘さんのために自宅を残すことができたYさんは、娘さんも無事に志望校に合格し、会社の売上げを徐々に上げるために頑張っておれらます。