①子どもが大きくなるにつれてかさばる教育費・・・・・
大阪府寝屋川市のOさんは、奥さんと子ども二人の４人家族です。１０年前に子ども大きくなったこともあり寝屋川市にご自宅を購入されました。奥さんは共働きでしたので購入当初は、教育費、住宅ローンの支払い等も問題なく支払い生活をされていました。ところが、子どもが高校に進学するにつれて塾の費用、入試費用と徐々に出費が増え出しました。さらに、二人の子どもが関東方面の私立大学に進学したことによって学費、アパート費用、仕送り等の出費が大きくなり、次第に生活費を圧迫するようになっていきました。
②教育費を優先、自宅の売却を考える・・・・・
Oさん夫婦は、子どもが努力して合格した大学なので卒業してほしいという思いがあり、教育費の支払いを何とかしないといけないことから自宅を売却することを決意しました。地元の不動産会社に売却を依頼し、売却活動をしておられましたが、自宅の売却はなかなか上手くいかず時間が過ぎる一方、何とか教育費の支払いはできるものの、次第に住宅ローンの支払いが困難になってきました。このままでは、住宅ローンの支払いどころか、教育費の支払いも出来なくなると思ったOさんは、「教育費、住宅ローンの支払いが困難」でネットを検索していると「任意売却無料相談窓口」のホームページを見つけられ、お問い合わせを頂きました。
③Oさんご夫婦の希望・・・・・
私たちは、Oさん夫婦と面談をさせて頂き、現在の状況、希望等をヒアリングしました。Oさん夫婦の一番の希望は、子どもには大学を卒業させてあげたいという、教育費の確保でした。相談に来られた時は、住宅ローンの滞納は３ヶ月以上でしたので、銀行からは督促状が届いておりました。子どものために自宅を売却する決意をされていたOさん夫婦でしたので任意売却のご説明をさせて頂きました。自宅が売却出来てもローンの残債はありますが、債権者との交渉で月々の返済負担は減らすことができる、自宅の維持費（固定資産税等）はかからない、負担が減った部分を教育費に充てることができる。私たちは、Oさん夫婦と任意売却を進めることになりました。
④任意売却に向けて・・・・・
私たちは、O様が任売売却を希望されていることを債権者にお伝えし、物件の査定に取り掛かりました。売却後のOさん夫婦の引越し先をどうするかという問題はありましたが、奥さんの実家に戻ることを両親が了承してくれているとのことでしたので、売却後直ぐに引越しができるように、少しずつ引越しの準備をして頂きました。自宅の方は、債権者が決定した売買価格が周辺相場より少し安いこと、たまたま学区内で探されていた方を地元の業者より紹介があり、無事に売却をすることができました。
⑤その後・・・・・
売却後、Oさん夫婦は奥さんの実家に引越しをされて住宅ローンの残債、子どもの教育費を頑張って支払われています。Oさん夫婦と面談をさせて頂いた時、子どものことを第一に考えたいという思いが伝わってきました。任意売却が成立した時は、Oさんご夫婦の希望が少し叶った瞬間でした。子どもの大学卒業までOさん夫婦には頑張って頂きたいと思います。
