住宅ローンが支払えなくなる不安
Aさんは１５年前に離婚をされました。当時、マンションを所有されていましたが、慰謝料代わりに住宅ローンの支払いを続けておられました。しかし、年齢が上がるにつれ、収入が減少。今後の住宅ローンの返済が厳しくなることを見越し、当社へ売却のご相談を頂きました。
離婚後、マンションには元妻が住んでいる
売却査定を行ったところ、住宅ローンの残債以上の価格が算出され、売却が見込めます。また一定額の余剰金も出そうです。ただし、この売却は購入者が自己利用ができるのが前提です。しかし、現地には、Aさんの元妻と子供が住んでいます。Aさんの現在のご事情を説明し、売却後の退去をお願いしましたが、理解が得られず、売却が出来ない状態でした。
売却後の余剰金を元妻へ
Aさんの収入が減少した為に、住宅ローンが支払えなくなることは、元妻からすれば、離婚時の約束を果たせないことと、別問題です。Aさんの元妻に、退去をお願いする対価を支払うべきです。そこで、当社はAさんに売却後の余剰金を元妻に慰謝料として支払うことを提案し、Aさんも承諾されました。
販売開始後、約１ヶ月で買手が見つかりました。元妻の移転先も当社にて行いました。住宅ローンの滞納も無く、無事に引渡しを終えることができました。
