①高利回りの広告に魅せられて投資用マンションを購入・・・・・
大阪府茨木市のOさんは、利回り１３％～１５％以上、老後の年金対策になるという広告に魅せられて５年前に「将来のために」と深く考えずに投資用にと東京の方で区分マンションを２物件購入されました。不動産会社の担当者からも「老後の年金対策になります、老後も豊かな生活を送るためにも今から投資用の区分マンションを購入された方が良いです」と説明をされ、信用してしまったそうです。
②思った以上にかかる管理費用・・・・・
Oさんは、ローンの返済は分かっていましたが、マンションの管理費・修繕積立金が家賃から引かれ、さらに固定資産税等の支払いがあり実質毎月１物件につき１万円～２万円の赤字の状態に・・・・・思った以上に物件の管理費用がかかったのです。老後の年金対策と考えて購入した区分マンションが逆に生活を苦しめることになったのです。
③ローンの返済が苦しくなってくる・・・・・
Oさんは、ローンの支払いを数回していくうちに月々の返済が苦しいということが現実的になってきたとのことです。日に日に、将来の生活を充実させるために購入した区分マンションが、逆にローンの支払いに関して将来の不安を考えるようになり、仕事も手につかない状態になり弊社へ相談を持ち掛けられました。
④他業者に販売を任せるも・・・・・
Oさんは、弊社に相談をされる前は他の不動産業者にて販売をされていたのですが、完済を目的に販売をされていたので販売価格が高額となり一向に売却が出来ませんでした。Oさん所有の物件の売却相場は、残債の約半分が相場のため通常売却は難しいケースでした。
⑤任意売却の提案と債務整理・・・・・
私たちは、「弁護士に介入して頂いて債務整理をしていきましょう」と提案をさせて頂きました。Oさんには、所有物件の現状の相場を把握して頂き、任意売却の準備を進めるように促しました。相場に見合う価格にて販売活動をさせて頂いたため、購入者も直ぐに見つけることができ、任意売却をすることができました。
⑥その後・・・・・
任意売却後は、弊社でご紹介させて頂いた弁護士と債務整理の準備を進められています。利回りの数字を鵜吞みにして購入されたOさんは、不動産投資に関して安易に考えていたと反省されています。不動産の購入は、大きな買い物であり、人生を左右するものでありますので、皆さんには、慎重に判断をしていただきたいと思います。
