①幸せな家庭に突然悲劇が・・・・・
大阪府豊中市にお住まいのＫさんは、結婚を機に豊中市に新築の戸建てを購入されました。Ｋさん夫婦は、豊中市で自営をされておられ、業績も順調で、旦那さんと二人三脚で住宅ローンを順調に返済しながら子育てに奮闘、幸せな生活を送られていました。体が丈夫なＫさんの旦那さんは、これまで病気もせず、仕事に没頭する日々を過ごされておられました。しかし、２年前のある日、仕事中に旦那さんが心筋梗塞で倒れられ亡くなられたのです・・・・・
②住宅ローンが免除されるはずが・・・・・
旦那さんの突然の死にどうして良いかわからない状態のＫさんでしたが、「団体信用生命保険があるから今後住宅ローンの返済はなくなり、自宅は残る」という安心はありました。しかし、ある日銀行から「住宅ローンの残りを一括で返済してください」という期限の利益の喪失の通知が届いたのです。Ｋさんが銀行に問い合わせてみると、旦那さんはＫさんに住宅ローンを支払っていると言いながら、半年以上も前からローンを滞納していたのです。ローンを滞納していたことで、団体信用生命保険は使えず、Ｋさんにはローンの残債だけが残ってしまいました・・・・・
③ローンの支払いが困難・・・・・
ローンの残債が残ってしまったＫさんには、当時高校受験を控えたお子さんがおられたこと、旦那さんとやってきた自営業の清算のこともありローンを一括で返済する貯金も資金もありませんでした。これからお子さんにお金が必要となる状況で、これから先不安しかなかったＫさんは、友人にご相談をされました。友人がインターネット等で色々と調べてくれたことで任意売却という方法があることを知られて、弊社にお問い合わせを頂きました。
④解決に向けて・・・・・
早速、私たちはＫさんと面談をさせて頂きました。Ｋさんに状況、希望等をヒアリングさせて頂き、任意売却のメリット、デメリットを説明させて頂きました。受験を控えたお子さんのために、転校をさせるのは避けたいという希望がありました。先ずは、債権者の方にＫさんが任意売却をしたい意向を伝え、自宅の査定をさせて頂きました。Ｋさんには、自宅に住み続けながら、お子さんの中学校の学区内で引越し先を探すことに専念して頂きました。また、Ｋさん親子が引越しをされる時に費用がかかるので、私たちは、売却時に引越し費用を捻出できるように債権者との交渉や自宅の売却に向けて周辺業者への販売活動を積極的にさせて頂きました。
⑤無事に解決・・・・・
販売から数か月後、無事に購入して頂ける方を探すことが出来ました。Ｋさんは、お子さんの同じ学区内でファミリーの賃貸マンションを見つけられ、引越し費用も受け取ることができ、無事に新しい転居先に引越しをされました。Ｋさんとお会いした時は、旦那さんの死を悼む余裕もなかったくらい疲れ切っている状態でしたが、現在は、お子さんのためにどうにかしてあげたいという想いで日々頑張っておられます。
