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親の介護のかかりきりで・・・・・              大阪府堺市Yさん

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①父が介護状態に・・・・・

大阪府堺市のYさんは、お子さんの出産を機に同市内に新築の戸建てを購入されました。大阪市内の大手企業に働いておられたYさんは、収入もそこそこありましたので住宅ローンを順調に返済しながら、奥さんと子育てに奮闘、幸せな生活を送られていました。しかし、5年前にYさんに悲劇が起こりました・・・・・それは、Yさんのお父さんが脳梗塞で倒れられたのです。

②父の介護のかかり切りで、収入が減少・・・・・

Yさんのお父さんが脳梗塞になられて、Yさんは普段の仕事に加えて入退院や介護の世話まで見ることになりました。大手企業で働いておられたYさんは残業は当たり前の生活で、残業手当ても十分な補償がありましたのでこれまでやってこれました。お父さんの介護に時間を取られ、かかり切りの状況になったYさんは、残業が以前より出来なくなり、お父さんの入院、通院等で休暇を取るようになり収入が大幅に減少しました。

③住宅ローンの支払いが、売却の決断・・・・・

収入が大幅に減少したYさんは、お父さんの治療費や子どもの教育費等がかさ張り、住宅ローンが支払えなくなる可能性があることを心配され、治療費、子どもの教育費や今後の生活を考えると早めに売却をした方が良いと考えておられました。売却の決断をされたYさんは、地元の不動産業者に相談に行かれましたが、今売却しても住宅ローン残高以下の価格でしか売却できないと伝えられ途方に暮れておられました。

④任意売却へ・・・・・

途方に暮れていたYさんは、弊社のホームページを見つけられてお問い合わせを頂きました。私たちは、Yさんと面談をさせて頂き、状況、希望等をお聞きし、任意売却の説明をさせて頂きました。Yさんは、お父さんの介護のかかり切りで今後も収入が減少する可能性やローンの支払いが出来なくなる可能性があるので、自宅を何とか売却したいという希望でした。競売になると更に低い価格で落札される可能性があることをご説明させて頂き、任意売却を勧めさせて頂きました。Yさんは、少しでも残債を減らすために任意売却を決断されました。

⑤任意売却の準備、売却・・・・・

面談当初、Yさんは住宅ローンはまだ滞納されておられませんでした。販売開始をするまで数か月間猶予がありましたので、Yさん家族には、自宅に住み続けながら、Yさんのお父さんの家(実家)に引越する準備をしてもらいました。私たちは、販売開始後、売却に向けて周辺業者への販売活動を積極的にさせて頂きました。また、Yさんの家族の協力もあり、早々に実家に引越しをされ、任意売却を開始する時には空家の状態でした。その結果、案内などスムーズに行うことが出来たので、購入して頂ける方を周辺業者よりご紹介頂け、無事に売却することが出来ました。

⑥その後・・・・・

任意売却後、少し残債が出てしまいましたが、債権者と生活に困らない範囲の支払い額の分割払いで合意することができ、Yさんは、お父さんの介護をしながら頑張って支払いをされています。今回、Yさんが自宅を売却する決断が早いこと、ローンの支払いが今後出来なくなる可能性があることを早めに判断されて、早い段階で行動されたことが良い結果に結び付きました。