①将来のために収益物件を購入する・・・・・
大阪市北区にお住まいのKさんは、不動産収入で利益を出して家族の生活や老後の生活を豊かにするために、7年前に不動産投資のセミナーに参加し、主催した不動産会社を通じて関東地方にファミリー層向けの投資マンションを1棟購入されました。不動産会社の営業マンによると、「群馬県高崎市という場所柄、大手企業の本社や工場等がありファミリー向けの需要があります。ご紹介させて頂いている物件の家賃収入で十分に生活ができる」と説明を受け、購入当時満室状態でしたので、物件の現地確認、部屋の状況を確認しなかったそうです。また当時は、満室とういうこともあり、銀行から融資をほぼ満額で借入ができたそうです。銀行が満額で融資をしてくれた物件なのでKさんは安心していました・・・・・
②順調だった家賃収入が、維持していく不安・・・・・
将来的にラクして暮らしていけると思われていたKさんに購入してから5年後に転機が訪れました・・・・・それは、徐々に空き室が増え始め、順調だった家賃収入が空室の影響で減り始めてきたのです。Kさんは「募集すれば直ぐに入居者が決まるだろう」と思われていたのですが、実際は、なかなか入居者が決まりません。実は、この5年の間に、物件周辺に5~7棟のファミリー向け、広めのワンルームの投資マンションが建設されていたのです。Kさんは、物件の入居率の低下、家賃収入の減少、需要の低下と不動産収入が下がる傾向がある将来への不安が募ってこられ物件を持ち続けることは限界だと感じられ「任意売却無料相談窓口」にお問い合わせを頂きました。
③解決に向けて、物件の査定・・・・・
私たちは、先ずKさんが保有する物件の収支がわかる資料を確認しました。実際あと1室が空室になってしまうと収支がマイナスになるところでした。固定資産税の支払いや維持費を考慮すると、今のままでも収支はほとんどプラスになりませんでした。私たちは、所有されている物件の査定をさせて頂きましたが、物件自体の築年数が古いこともあり査定額・市場価格で売れた場合の残債はかなりの額になることが見込まれました。このまま所有を続けた先の年間に発生するマイナス額や賃料の下落などを考慮し、任意売却の提案をさせて頂きました。
④投資家への販売活動・・・・・
収益物件のような高額な不動産は、一般の方が自宅用のように購入をされません。不動産投資に興味のある方が購入をされます。そこで、私たちは取引実績のある投資家にKさんの物件を積極的に紹介させて頂きました。物件は、債権者が決定した販売価格が周辺相場より若干高い価格設定でした。その事もあり時間は要しましたが、債権者と交渉しながら無事に売却をすることができました。