独立後、景気の影響もあり仕事が減少、そしてコロナ渦へ
独立と同時に自宅兼工場を購入されたB様。
独立後の数年は仕事に追われる毎日だったそうですが、不景気の影響もあり徐々に仕事が減っていきました。そこへコロナが流行りだし、第1回目の緊急事態宣言でほぼ仕事が入ってこない状況へ。さらに事業資金や税金の支払いなど追われ、それでもやりくりをされていましたが、ついに税金の支払いが滞り、役所からの差押が入りました。
このままでは税金だけではなく住宅ローンまで滞納してしまう・・・。
このままでは住宅ローンの支払いいが出来なくなると思い悩まれ、売却について色々な不動産会社へ相談されましたが、売却査定価格が住宅ローンの残高より下回り、さらに税金の差押えが入っているという事で、なかなか取り合ってもらえる不動産会社がないようでした。そんななか、任意売却という手段があることを知り、たまたま当社のサイトをご覧になりご相談頂きました。
任売売却には債権者交渉が必要
まず、売却するにあたり、役所からの差押解除の交渉が必要となります。役所によって差押解除の条件は様々です。今回は滞納金の一部を納付することによって差押解除となりました。次に販売価格についてですが、住宅ローンの残債が周辺相場よりも下回っている為、債権者と任意売却の交渉を行い、許可を得て、販売価格を設定しました。
コロナ渦の中、販売開始、そして成約へ
販売開始当初は、コロナの影響もあり現地の案内はまばらでした。そんななか、敷地内の工場がお客様への印象が良くないことが判明しました。そこで、工場内の機械や資材を撤去し、工場から駐車場への転用することとしました。その後、ようやく緊急事態宣言解除となり、徐々に案内件数が増えていきました。そして転用した駐車場を大変気に入って頂けた買主様がおられ、その方と無事に成約となりました。
売却後の残債は
販売期間中に就職先が決まられたB様は、売却後、手頃な家賃の物件へ引越されました。残った住宅ローンと税金の滞納金ですが、これはもちろん今後も支払っていかなければなりません。ですが、債権者と役所と交渉し、無理のない範囲で月々お支払いをされています。
