①転職で収入が減少、税金滞納・・・・・
高槻市のYさんは、10年前に中古戸建を購入されました。しかし、コロナの影響で転職をするしかなかったというYさんは、転職をしても思うような収入は得られなかったとの事でした。なんとか住宅ローンの支払いは出来ていたものの、色々な支払い関係が難しくなり、税金の滞納が徐々に増え、未納税金が市県民税・固定資産税等合わせて約100万円程になったそうです。
②税金滞納、市役所から差押え・・・・
長期的に税金の滞納が続いていたYさんは、市役所から自宅の差押えが入りました。住宅ローンの支払いを優先していたので、ローンの滞納は無かったものの、税金が支払えない状態が続き、結果的には最悪な状況になりました。税金の滞納による市役所からの差押えもあり、どうしたらいいのかわからない状態で「任意売却無料相談窓口」へご相談を頂きました。
③任意売却の計画、市役所への交渉・・・・
Yさんからご相談を受けた時には、未納税金が市県民税・固定資産税等合わせて約100万円程ありました。また、Yさんのご自宅も債務超過状態であり、通常売却では出来ない状態であったため、任意売却の説明をさせて頂き、任意売却で進めることになりました。しかし、このまま任意売却を進めていっても、売却金額から税金滞納分の金額を差押解除の税金納付に充てることは、住宅ローンの債権者は認めないので、任意売却の準備を計画立てて進めていくことが重要でした。Yさんには、任意売却をすると決めた月から、住宅ローンの支払いを止め、住宅ローンの支払い分を税金の納付に充ててもらいました。よかったのは、Yさんのお住まいの市は、税金の一部納付(残り分割払い)で差押え解除に応じて頂けたことでした。
④任意売却への準備
面談時、Yさんは住宅ローンはまだ滞納されておられませんでした。販売開始をするまで数か月間猶予がありましたので、Yさん家族には、ご自宅に住み続けながら、Yさんの実家に引越する準備と合わせて、税金の納付をして頂きました。私たちは、売却時に引越し費用を捻出できるように債権者との交渉やマンションの売却に向けて周辺業者への販売活動を積極的にさせて頂きました。
⑤任意売却の成立、その後・・・・・
Yさんの自宅の方が、立地が良かったこと、自宅の状態が良かったこともあり、Yさんが任意売却の準備をしてから約9カ月後(住宅ローン滞納期間+任意売却交渉期間+売出期間)に無事に売却が出来ました。無事に売却が出来て、税金の方も完済となり、差押え解除もできました。住宅ローンは残債務が残りましたが、無理のない返済額で債権者と話しがまとまり、Yさんは、頑張ってコツコツと返済をされています。