実家を兄弟で住宅ローンを組んで購入されたFさん。お兄さんが転勤で実家を離れ、実家には弟さんと両親が残ることに。当時、Fさん一家の収入には余裕がなく、転勤後もお兄さんは、住宅ローンの負担をされていました。しかし、景気の悪化から、お兄さんの収入が減少し、住宅ローンの支払いが困難になりました。そんな状況が6カ月を過ぎたころ、裁判所より、お兄さんの実家持ち分について、競売の申立てが行われたところで、任意売却無料相談窓口に相談にこられました。
持ち分を関係者以外が買い取るケースは、一般的にはあまりありません。ただ、競売の場合、持ち分を安く落札し、共有者へ高値で売り付けたりする業者もいます。Fさんの親族で、持ち分を買ってもらえないかを確認したところ、資金にも余裕がある方がおられ、無事に持ち分を買って頂けました。その後のFさん一家ですが、この持ち分を買戻しする為に、貯金を頑張っておられるようです。