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【団体信用生命保険】失効前に 奈良県奈良市M様

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ご主人が病気で入院、無職へ

奈良県奈良市にお住まいだった60代のM様ご夫婦。当社へご相談へ来られたのは、住宅ローンが支払えない、今後どうすればよいのか?という相談内容でした。聞けば、ご主人が病気になり、仕事が出来ず、奥様が代わりにパートに出ておられましたが、通院費や生活費を稼ぐので精一杯。住宅ローンまで手が回らないご様子でした。M様のご自宅の住宅ローン残高が約1,200万円。当社がM様のご自宅の売却査定を行ったところ約700万。債務超過となる為、M様には任意売却を提案し、承諾を得ました。

 

突然の訃報

任意売却の申請書類を提出後、金融機関の事務処理には、場合によっては数ヶ月かかる場合があります。今回の場合も同様で、金融機関からの連絡が入るのを待っていたところ、M様の奥様から、「主人が昨夜急死しました…」と連絡が入りました。任意売却を数多く対応している当社ですが、ご相談者が亡くなるケースはほとんどありません。担当である私も驚きましたが、とにかくM様にすぐに金融機関へ連絡をしてもらいました。今なら、なんとかなるかもしれないからです。

 

団体信用生命保険の失効前に

住宅ローンの借入時に、ほとんど金融機関が団体信用生命保険の加入を求めてきます。この団体信用生命保険ですが、住宅ローン返済期間中に、借入者が死亡もしくは所定の高度障害といった不測の事態に陥った場合、生命保険会社から受取る保険金をもとに、金融機関に対する債務を弁済することが出来る保険です。M様のご主人も住宅ローンの借入時に加入をされていました。しかし、任意売却の手続きの進行状況によっては、団体信用生命保険が適用されないこともあるので、早急に連絡を入れて頂きました。すると、まだ団体信用生命保険での弁済が認められることが分かり、なんと住宅ローンの全額返済が出来ました。

 

その後のM様

その後、M様から連絡がありました。「主人が亡くなったのは、本当に残念です。でも、私たち家族のために、命をかけて家を残してくれました。それと、適切な対処を案内頂いて、ありがとうございました。」とのことでした。こういったケースはそうそうあることではないのですが、任意売却や住宅ローンの仕組みなどを、熟知している当社だからこそ出来た対応だったと思います。