①住宅にかかる費用が生活の圧迫に・・・・
千葉県船橋市のマンションにお住まいのM様は、住宅ローンの残債が１８００万円ほどありました。住宅ローンの支払いが月々約１２万円と管理費・修繕積立金等の支払いが月々約３万円、ボーナス払いが年２回プラス３０万円の支払いがあり、お住まいにかかる費用が収入に対する比率が非常に厳しい状態でした。年金収入はあるものの、日々の生活費を賄うことで精一杯で、M様がアルバイトをして何とか生計を立てていました。
②売却しても住宅ローンの残債が残る・・・・
このままではローンの支払いが困難であり、これから年をとっていくに連れていつまでもアルバイトを続けることはできないと判断されたM様は、地元の不動産会社に売却の相談に行かれました。するとM様は、思わぬ事実に直面しました。それは自宅を売却しても住宅ローンが残る金額でしか売却できないということでした。M様には貯金もなく手出しできるお金はありません。困り果てたM様は、友人にご相談をされたところ「任意売却」という方法があるということを友人から教えてもらい、弊社にご相談をいただきました。
③ローンの滞納に加えて税金の滞納・・・・
年金収入はあるものの、日々の生活費を賄うことで精一杯のM様は、ご相談を頂いた時点で住宅ローンの滞納が４ヶ月しているのに加えて、固定資産税等の税金を滞納し始めており、何らかの手を打つ必要がありました。収入に対する支出が多すぎるため、これ以上の住宅ローンの返済は難しい状況です。任意売却と残った残債の債務整理を進める方向でお話をすすめていく事になりました。また、税金の滞納があり、税金の滞納を続けてしまうと物件に差押えが入るリスクがあります。幸い税金の滞納額はそこまで高額ではなかった為、M様には全額支払って頂きました。
④自宅の販売開始・・・・
自宅に関しましては、私たちでまずM様のご自宅の売却査定に取りかかりました。適正価格を算出し、債権者へ価格の交渉等をさせて頂き相場より若干低い価格で任意売却の承諾を得ることができ、任意売却のスタートをきることができました。M様のマンションは船橋市内でも人気のあるマンションだった為、無事に買い手もすぐに決まりました。
⑤現在は・・・・
無事に自宅の売却ができたM様は、年金とアルバイトの収入で残債を少しずつ支払われております。収入に対する比率が高かった自宅にかかる費用の負担が軽減できたことにより新しいスタートを切ることができました。
