「両親の住むマンションが、ゴミと不良品だらけになっている。住宅ローンも残っているし、何とかなりませんか」
A様から、こんなご相談メールを頂きました。すぐに面談のお約束をして、翌週に当社にお越し頂きました。
A様が言うには、
父親は、働いてた会社をリストラになり自暴自棄に。生活費や住宅ローンの支払いのために取っておいたお金にまで手を付け、ギャンブルをするようになったそうです。
一方、母親は、看護師としてコロナ病棟で日々、懸命に働いていましたが、やがて疲れから富美子さん自身も体調を崩してしまい、お部屋が片付けられなくなってしまったそうです。
やがて住宅ローンも滞り、裁判所から競売開始決定の連絡があって、ようやく惠さんに相談が来たそうです。
相談されたA様も、まさか実家が競売に掛かるとは思ってなく相当びっくりしたそうです。
面談後、A様と一緒にご実家にお伺いさせて頂きましたが、室内には空のペットボトルや生ごみ、カップラーメンの容器等が散乱している状態でした。また、マンションの管理費も滞納しており、さらに税金まで支払えておらず自宅に差押が入っている状況でした。
そんな中で、惠さんたちのご希望は、「室内のゴミや不用品をそのままで、債務が残らないように売却したい」というのものでした。
私たちの方ですぐに、任意売却にて販売活動を開始。
駅から徒歩5分圏内という立地条件に恵まれてはいましたが、ゴミが溢れる室内状況がネックとなり、幾度も断られました。
また、申し込みが入っても、厳しい金額交渉を受けるなど非常に苦戦する状況が続き、競売の入札期日が迫っていました。
しかし、なんとか競売期日を目前にして買主を見つけることが出来、解決することが出来ました。
住宅ローン、室内の清掃と不用品の処理、税金差押解除、管理費等の滞納、すべてを奇麗にすることが出来て、鈴木さんたちも非常に喜んでいました。