①収益マンションを購入するも・・・・・
大阪府高槻市に住むNさんは、10年前に銀行からの営業を受け、関東の方に収益マンションを2棟購入されました。購入当時は、家賃保証もあり、毎月のローンの支払いと収入はちょうど相殺ができておりました。不動産会社から提示された収支シミュレーションでも毎月の収支は黒字で、ローンの完済後は収入にもなり、資産になる計算でした。ところが、3~4年前から家賃保証の会社から賃料減額の改定を受け、支払いの方が徐々に大きくなっていきました。また、退去の度に修繕、リフォームをしたりと費用がかかりマンションを所有していること自体がストレスになりました。これから先も赤字になる状態が続くこともあり、Nさんは売却を検討されることに・・・・・
②売却をしたいが、売却価格が残債以下の価格・・・・・
売却を検討することにしたNさんは、関東の不動産会社に相談をされました。担当者から「現状ローンを完済できる金額ではマンションは売れない」と言われ、売却したくても売却ができない状況に陥りました。銀行の抵当権が付いているので、売却するには足りない部分を補填しなければなりません。Nさんには、補填ができるお金はなく、所有していることでマイナスになっているので、何とか売却方法はないかとインターネットで検索をされ、「任意売却無料相談窓口」のホームページを見つけられ、問い合わせを頂きました。
③任意売却でNさんの問題を解決・・・・・
私たちは、先ずNさんが保有するマンションの収支がわかる資料を確認しました。それぞれのマンションの善し悪しを調べさせて頂いたところ、Nさんが言われている通り、やりくりは大変そうでした。所有されているマンションの査定をさせて頂きましたが、物件自体の築年数が古いこともあり査定額・市場価格で売れた場合の残債はかなりの額になることが見込まれました。このまま所有を続けた先の年間に発生するマイナス額や賃料の下落などを考慮し、任意売却を提案をさせて頂きました。
④投資家や不動産業者への販売活動・・・・・
収益物件のような高額な不動産は、不動産投資に興味のある方若しくは不動産業者の方が購入をされるケースが多いです。そこで、私たちは取引実績のある投資家や不動産業者にNさんのマンションを積極的に紹介させて頂きました。マンションは、債権者が決定した販売価格が周辺相場より若干高い価格設定でした。その事もあり時間は要しましたが、債権者と価格交渉をしながら無事に売却をすることができました。
⑤任意売却後・・・・・
収益マンション2棟を無事に任意売却できたNさんは、現在残った債務を少しづつ支払いながら平穏に生活をされています。