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新規客が増えず、売上が低迷・・・・・            大阪府高槻市Sさん

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①奥さんと二人三脚で自宅を購入・・・・・

大阪府高槻市で奥さんと二人三脚で喫茶店をしていたSさん。Sさん、奥さんの感じの良い人柄に惹かれて喫茶店は常連客で賑わい、売上げも良かったので経営は成り立っていました。なんとか奥さん、子どものために家を持ちたいと思っていたSさんは、奥さんと二人三脚で子育てもしながら必死でお店を切り盛りし、20年前に同市内で新築の戸建てを購入されました。その後も売上げを下げずになんとか頑張り、奥さんと二人三脚で住宅ローンを順調に返済しながら子育てに奮闘、幸せな生活を送られていました。

②常連さん以外のお客さんがなかなか増えない、コロナの襲来・・・・・

同市内で20年以上お店をやって来られましたが、常連さん以外のお客さんがなかなか増えない、お店の近辺には大手外食チェーンのお店ができる等の影響もあり徐々に売上げが低迷、特に夕方以降の来客数が響きました。さらに、新型コロナウイルスの襲来でお店の営業時間は短縮され、一時は休業。お客様が大幅に減り、お店の売上げが激減しました。この状況が続けば、お客様は更に遠のいていき、コロナが終息しても戻ってこない不安もありました。補助金等はありましたが、申請しても直ぐにもらえない、もらえる補助金等では始めた当初の売上げは確保できない上に、お店を閉めないといけない、生活ができない状況までには追い詰められました。

③銀行から代位弁済通知が届く、競売寸前・・・・・

お店の経費も確保しないといけない、住宅ローンの支払いもしないといけないSさんは、資金繰りがままならず、とうとう支払いが出来なくなり、滞納期間は6カ月となりました。6カ月以上ローンを滞納されていたSさんは、銀行から住宅ローン滞納にともなう保証会社への代位弁済通知が届きました。一括で住宅ローンの返済を求めると記載されていました。銀行からはこのままでは競売になると言われ、直ぐにお金を作ることも出来ず、どうすることもできない状況でした。

④解決に向けて、お店を続けるために・・・・・

Sさんは、家を守りたいとは別に「いつも来てくれる常連さんのために、常連さんと話しがしたいために」お店を続けたいという希望を持たれていました。奥さんがインターネットで任意売却という方法があることを知られ、任意売却無料相談窓口へお問い合わせを頂きました。早速、私たちはSさん、奥さんと面談をさせて頂き、現在の状況のヒアリング、任意売却について説明をさせて頂きましたた。今は家を守ることはできないが、お店は常連さんがいる限り続けたいというSさんは、自身のご両親にご相談をされることを決意。その結果、落ち着くまでご両親が援助してくれることになりました。そして、売却後、住宅ローンが残ったとしても無理なく支払いながら通常の生活ができる可能性があるとわかったSさんは任意売却を進めることにされました。

⑤任意売却に向けて・・・・・

私たちは、Sさんが任意売却を希望されていること、競売手続きを一旦止めてもらうために債権者に連絡しました。そして、物件の査定に取り掛かりました。Sさん、奥さんは自立したお子さんの協力を得て、お店をやりながら実家に引越しをすること、新しい生活に向けての準備を少しずつしていかれました。Sさんのご自宅は、築年数にすると比較的きれいであり、交通の利便性が良いこともあり、購入希望者が現れ売却することができました。

⑥売却後・・・・・

無事に任意売却ができ、お店を続けることができたSさんは、常連さんとお話しをすることを生きがいに残債を返済するために日々頑張っておられます。