①順調に進んでいたローンの支払いが・・・・・
大阪府堺市にお住まいのKさんは地元の中小企業に勤務するサラリーマンで収入がそこそこありました。Kさんは給料から生活費等だけを奥さんに渡して、住宅ローンの支払いと残りはKさんが管理していました。１０年前にご自宅を購入した際は、生活に支障の無いように住宅ローンを組みたいと、今までの家賃よりも少しだけ多い支払い額に抑えました。購入後、ローンの返済は順調に進んでいましたが、３年程前からKさんがギャンブルをするようになると状況は一変しました。元々浪費癖があったKさん、更に追い打ちをかけることに・・・パチンコや競馬でお金をすってしまい奥さんに渡すお金が徐々に減少し、更に給料の減給で収入がダウン、住宅ローンを滞納し始めたのです。奥さんは給料が減給になったからKさんからもらう生活費が少なくなるのは仕方がない、住宅ローンの支払いが順調であれば良いと思っていました。奥さんはKさんが住宅ローンの滞納していることを知らずに日々過ごしてきました。
②代位弁済の通知が届く・・・・・
住宅ローンの滞納をし始めたKさんは滞納が６ヶ月になり、自宅に代位弁済の通知が届いたのです。Kさんは、何も知らない奥さんに打ち明けられないと任意売却無料相談窓口にお問い合わせを頂きました。現在の状況を解決するには、奥さんの協力、理解が不可欠ですので、面談時には奥さんにも同席をして頂き、私たちが間に入り、奥さんに対して現状の説明と今後の対応について話し合うことになりました。奥さんは呆れておられましたが、最終的にはKさんがギャンブルを辞めることを念書で約束しました。
③任意売却で解決・・・・・
代位弁済の通知が自宅に届いている状況でしたので、Kさん、奥さんに任意売却の説明をさせて頂き、自宅は任意売却することになりました。私たちは、債権者に任意売却の交渉をさせて頂き、交渉後に任意売却に向けての査定の依頼を受け、適正価格を算出いたしました。債権者が出してきた販売価格は物件が相場より高いということもあり、最初は非常に苦戦しました。そこで、私たちは、近隣の売買事例の資料とともに、何度も債権者に交渉を重ねました。最終的には、適正価格まで価格を調整することに成功し、その後は、物件の周辺相場より安いこともあり自宅は無事に任意売却をすることができました。
④その後・・・・・
現在、Kさんは堺市で賃貸マンションにお引越しされ、ギャンブルも辞められて、残債をコツコツと支払っておられます。
