投資用マンションに手を出し、失敗・・・・・大阪府高槻市Tさん

2023/04/07

①職場にかかってきた営業電話・・・・・

大阪府高槻市にお住まいのTさんは、大阪市内の設備会社に長年お勤めをされていて年収もそこそこありました。今から７～８年前に東京の不動産会社から職場にかかってきた営業の電話がきっかけでした。内容は、「東京２３区内に投資用のマンションを頭金なしで建てられますよ。人気の地域で、建設費もコスト削減ができる」とのことでした。リスクはないのかと問い合わせると「家賃は空き室が有りましても、契約上の家賃の保証はしますので安心して経営ができる、３０年間家賃保証をする。当社で保証するので安心してください。」とゴリ押しに言われたそうです。聞けば、同じ職場の同僚もマンションを買っていたようです。

②不動産会社の営業マンと会う・・・・・

後日、電話をかけてきた営業マンが大阪市内まで来てくれるとのことでしたので営業マンと会い、ひととおり説明を受けられました。金融機関でローンを組み、返済が必要になるが、毎月の家賃で支払いが出来る。空室になっても不動産会社が、家賃を保証してくれる。また、今回の計画は自分で住む場所でもないですし、東京２３区の駅５分以内の場所ですので土地売却も考えられるプランになっております等、様々な営業トークで物件をすすめられ、悩んでおられましたが、職場の同僚も同プランで買っているから大丈夫だと思い、購入を決意されたそうです。

③新築時から入居者がなかなか決まらない、家賃保証が終わる・・・・・

購入を決意された後、不動産のことを知らないTさんは、営業マンに任せてきりでした。金融機関も決まり、土地契約、請負契約と営業マンが言うがままにとんとん拍子に進み、契約書に署名押印をするだけだったそうです。請負契約から約半年後、物件は完成しましたが、新築にもかかわらず入居者がなかなか決まりませんでした。Tさんは、遠方ということもあり完成した物件を直ぐに見に行かなかったそうです。完成当時は、入居者はなかなか決まりませんでしたが、不動産会社からの家賃保証がありましたので何とかローンの支払いはできておりました。入居者がなかなか決まらないことに不安を抱いたTさんは、物件周辺の不動産業者を訪ね、調べられました。周辺の不動産業者からは、「間取りが狭すぎる、３点ユニットで現在のニーズは合わない、周辺物件より家賃が高い等」言われ、営業マンから説明されていた間取り、内容と全く違っていたのです。また、完成から２年後、不動産会社の経営状態の悪化と、入居率の低さから、現在の家賃での保証は出来ない、全室の空室保証は出来ないという内容の通知と同時に解約通知が届きました。当時、営業マンに電話をするも既に退職しており、当時の不動産会社は何も取り扱ってもらえなかったそうです。

④収支の悪化によりローンの支払いが出来ない・・・・・

１０部屋の内７割が空き室で、不動産会社から空室保証が中止となって、Tさんの家賃収入はかなり下がりローンの支払いが出来なくなりました。足りない部分は、今までの蓄えにて手出しをしておりました。また、空室は家賃を下げて直ぐに埋まるとTさんは何とかなると期待されていましたが、なかなか決まらず手出しが増える一方でした。自身の貯金まで崩すことになったTさんは、このまま不動産経営をしていくことは無理である、売却することを決断されました。

⑤相場より高い物件・・・・・

売却を決断されたTさんは、友人に相談し、数社の不動産会社を紹介してもらい売却の査定を依頼されました。査定価格は、相場よりかなり高く、ローンの残債額以下でした。Tさんは、当時の不動産会社から土地、建設費を高値掴みさせられていたのです。どうして良いかわからない状況になられたTさんは、インターネットで不動産の売却方法を探しておられたところ「任意売却」という方法をお知りになり、当社の「任意売却無料相談窓口」までご連絡を頂きました。

⑥物件を売却する方法は・・・・・

Tさんには自己資金がほとんどない状態であったため、任意売却に取り組むこととなりました。先ずは、弊社の方で物件の査定をさせて頂き、債権者に充てて見ました。当初、債権者は、残債近くの価格を提示してきましたが、相場より高いためなかなか売却をすることが困難な状況でした。弊社の方で、債権者に何度も価格交渉をさせて頂き、時間はかかりましたが価格を下げることができました。周辺相場より価格が安いこともありマンションは無事に売却をすることができました。特に今回は、弊社の取引先であります全国で収益物件を購入をされている投資家の方に購入をして頂きました。

⑦任意売却後・・・・・

Tさんは、不動産のことを何も知らないのに不動産投資に手を出されたことに後悔をされています。当時、不労所得に対する憧れ、友人も不動産投資をしていた、友人が購入した一緒の不動産会社であるからの安心等の安易な考えで不動産投資をしてしまったと言われてます。Tさんのような投資用不動産に失敗された方の相談が近年増えてきております。不安になられた時は、任意売却無料相談窓口にご一報ください。