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住宅ローン滞納、そのまま住み続けたい・・・・ 奈良県奈良市G様

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「住宅ローンの支払いのために、多重債務者へ」

奈良市内にお住まいされているG様。遠方にお住まいだった父親と同居することとなりました。当初は、G様が借りておられた賃貸マンションで同居されていましたが、父親の加齢とともに、介護が必要となり、約10年ほど前に、介護に適した一軒家を購入されました。しかし、2年前あたりから、コロナの影響により、勤務先の業績が徐々に悪化していき、ボーナスはカット、さらに残業も減り、けっか収入がピーク時の約半分まで減っておりました。日々の生活費はもちろん、住宅ローンの支払いも厳しいなか、なんとかやりくりをされていましたが、それも限界に…。生活費や住宅ローンの支払いのために、クレジットカードのキャッシングをするようになりました。それからは、月の支払いをするために、様々な金融機関からキャッシングをするようになり、気づけば多重債務へ陥っておられました。

多重債務の状態が続き、すでにどこの金融機関でも借入が出来ない状態になられ、悩んでおられたところで、当社までご相談に来られました。

 

「介護のために、売却後も住み続けたい」

G様の希望としては、父親の介護がある為、引越は困難、売却後、出来るだけ安い家賃で自宅に住み続けたい。リースバックを望んでおられます。確かに、今後の収入状況を考えると、住宅ローンの完済は見込めません。また多重債務状態を放置するわけにもいきません。当社はこの多重債務について、提携している弁護士に債務整理を依頼しました。

 

「リースバックに取り組む」

次にリースバックについては、住宅ローンの借入先である金融機関と交渉し、任意売却に応じてもらいました。しかし、リースバックでの任意売却は価格設定で金融機関と揉めることが多く、今回も時間がかかりましたが、こちらが想定している価格より若干高めの価格で、折り合いがつきました。あとは、G様がお支払いが出来るギリギリの家賃を設定し、販売開始です。

 

「将来、買戻しをしたい」

すると、以前にお取引のあった投資家の方から、すぐに連絡があり、多少の価格交渉が入りましたが、無事に成約となりました。現在、G様は転職をされましたが、自宅で父親の介護をしながら、新たな職場で頑張ってお仕事をされているようです。多重債務については、弁護士と連携し、債権者との対応をされています。

後日談ですが、G様の息子さんが、実家に戻ってこられ、将来買主様が承諾してもらえるなら、実家の買戻しをしたいとのことです。買主様も買戻しについては、前向きに検討して頂けそうです。