頭金なしで自宅が購入できる
今から5年前、自宅を購入されたE様。近所で分譲中だった建売住宅のオープンハウスを見学され、「今なら金利キャンペーン中で、家賃とほとんど変わらない支払いで家が買えますよ」と勧められ、自己資金もない中、住宅ローン+諸費用ローンを35年間組み、新築のマイホームを購入されました。
結果的には、月の支払いは12万4000円と家賃より2万円アップくらいの支払いでいたが、固定資産税を入れると月々15万円ほどの負担となりました。 オーバー分を外食費やレジャー費などを削り、支払いを続けてこられました。
コロナ渦から収入が激減
そんな生活を続けてこられたE様ですが、昨今のコロナ渦の影響でぱったりと残業がなくなり給料が激減しました。「何とか家だけは守ろう」と頑張ってきましたが、わずかな貯金も底をつき、支払いが滞るように…。 延滞が半年くらいした頃に、債権者より物件を差し押さえた旨の通知が来ました。
残債以下でしか売れない自宅
物件の価格がどんどんと下がり、4,000万円くらいで購入した家がわずか5年で 2,500~2,600万円でしか売れなかったりしています。当然そんな理由を銀行に相談して も乗ってくれることもなく、E様も家が競売になる寸前に当社に依頼がありました。
債権者交渉・販売開始・成約
債権者と交渉の末、販売価格を設定し、販売開始です。しかし、今回はすでに競売の手続きが進んでおり、スピード勝負となります。大至急、レインズ、インターネット、チラシなどで買い手を探しましたが、おかげさまでギリギリでしたが売却も成立し、E様には買い手、債権者から引っ越し費用を捻出することができました。